子育て

ムキムキ体操

こんにちは!コアしゃんです。

今我が家で起きている問題。それは、おちんちんのムキムキ体操問題です(以下、ムキムキ問題と言う)。

これは女の子のお子さんしかいない方には問題にならない話なので、読み飛ばしてくださいね。

皆さんのご家庭では、ムキムキ問題はどうしていますか?

ムキムキ体操は、賛否両論あるようですが(小さいうちからやった方がいい vs 大きくなれば自然に剥ける)、我が家では旦那の意見もあり、3歳ぐらいから始めていました。

始めたころから最近まで、お風呂で毎日しているものの、大した変化も見られず。

皮は引っ付いたまま。

旦那やかかりつけのお医者さん(別件で定期的にお薬もらいに行く)は、「そのうちずるっと剥ける」と口をそろえていうものの、女の私には正解がわからず、「これでいいのか???」と思いながらもやっていました。

そんな時に変化があったんです。

 

DAY 1 息子が痛いと訴える

ある日息子が「なんかおちんちんが痛い…」と言い出しました。

見てみると、ちょっと赤くなっているような?

でもオムツが外れてから、お風呂以外でじっくり見たことがなかったので、半信半疑。

しばらく様子見るも、やはり時々痛いというのでまた見てみると、やっぱりさっきより赤くなってる気がする。

夏休みで家にいた旦那にも見てもらうと、じゃあ次の日に病院に連れて行こうということになりました。

DAY 2 膿が出てお医者さんに行く

朝突然、「なんか痛くなくなった!」と言う。

そんなすぐに痛くなくなるはずが・・・と思いながら半信半疑ながらも見てみると、皮の隙間から黄緑っぽいものが出てきていた。なんじゃこりゃー!

これ、膿じゃない??と旦那に見てもらう。「膿だね。」

膿が出たということはやはり炎症だったということ。何かほかの病気じゃないことがわかってちょっと安心だけど、まだ安心はできない。お医者さんに診てもらわないことには。

旦那が病院へ連れて行ってくれた。(旦那は私と行く気満々だったけど、私仕事なんだから一人で行けないの?!と言って初めてしぶしぶ連れて行くと言った。喜んでではない。)皮の間に膿がたまっていたのでお医者さんにずるっと剥かれる。

痛いのと怖いのとでそれはそれは大変だったそう。

「俺がえ!そんなに引っ張って大丈夫なんですか?!って聞いたよ。

もっと引っ付いてる子もいるんだって。」

ほー、これがみんなの言うずるっと剥けるという状態か!なるほど~!

長年のモヤモヤが解消されて、しかもムキムキもやってもらって、息子には悪いけどほっとする母。

見ると、膿やら薬やら血のような赤い感じになってるのが混じって、なんとも痛々しい。

「朝、晩にきれいにして薬をつけるんだって。できればお風呂でもちょっと泡つけてきれいに流すんだって」

え~~!なんか痛そうなんだけどできるかなあ・・・。

その不安は見事に当たったのでした。

お風呂で旦那に言われた通り、お湯ではなく水で(水の方がしみないと思うから)、治るまで泡は付けず、洗面器に水を入れて、皮を剥いてからジャバっとかける。

私にはわからない痛みではあるけど、きっと産後に傷口を洗った時のような、または足の手術をしたときにお風呂に入った時のような・・・なんにせよ、想像はできる。

息子は洗う前に私にギュッとしがみついてくる。

私は背中をなでながら、「大丈夫だよ、そーっとするからね。すぐ終わるからね。」

といい、いざ!

「わあああああ!」という大きな声がお風呂に響いた。きっと外まで聞こえているかもしれない。

虐待と思われそう・・・

それよりなにより、号泣してる息子を見るのも、大きな声で抵抗されるのも、心が痛い。

私が悪いことをしているみたいで悲しくなる。

薬を塗るのも「ママがいい!」とパパを拒否。

そういってくれるのは嬉しいけど、ママはもうお風呂でげっそりしちゃったから、パパにやってもらってほしいんですけど・・・。

 

DAY 3 お風呂での抵抗

朝の薬は、塗る前のギューッがあったり、寝転ぶまでに時間がかかるものの、「いた!いててて」と言いながらもそれほどの抵抗はなく終了。

ふう。

問題は夜のお風呂。

お風呂に入る前から「大丈夫かなあ・・・」と不安そう。

昨日痛かったことが忘れられない様子。痛いというか、きっとしみるんだね。

息子には初めての経験。

転んで怪我をする痛みとはまた全然違う痛みだろう。

わかる、わかるよ。

怖いよね。

自分の子供の頃を思い出しても、同じことがあったような気がする。

その時私はどんなことを思ってたんだっけ??

「昨日よりも痛くなくなってるよ。明日はもっと痛くなくなる。どんどん治っていくからね。でもそれにはきれいにしてバイ菌さんを洗い流さないとね。」

いざ洗うとなったら、泣きそうになりながら私にギューッとする。

私もギューッとして、背中をなでながら「大丈夫だよ」、と。

でも、それが長い!

本当に怖いんだろうけど、時間を引き延ばそうとしてない??

後になるほど怖くなるよ!

ギューッとしてはやろうといって離れて泣いて、またギューッの繰り返し。

この後まだ薬も塗らないといけないんだよ~?

昔、歯を磨くのを嫌がるので羽交い絞めにして磨いた時のように、無理やりでもちゃちゃっとやったほうがいいかな??と思いやってみようとするも、力も強くなってるし全力で抵抗する息子。

「ちゃんと洗わないといけないんだよ?!でないとまた痛くなるよ?!わかるよね?」というも「うん・・・うん・・・やるよ・・・」というけどやっぱり腰が引けて手で隠して抵抗する息子。

私ももう嫌になってきて、「早く終わらせてあげたいし、今のうちに終わってたよ?ちゃっちゃと終わらせよう!」で、ジャバっと手で水をかけた。「ぎゃあ!」とすごい声を上げる息子。

(え・・・?そんなひどいことしてる?私がすごいひどいことしてるみたいじゃん。息子のためなのに。ひどい・・・)

 

DAY 4 とうとうお風呂拒否

お風呂で大抵抗を見せ、ずっとギュッとしては離れないし、全く洗えなかった。

30分以上お風呂で裸のままそんなやり取りが続く。

寒いし、息子も泣いてるし風邪ひきそうだし・・・

でも洗わないと良くならないし・・・

もうどうでもいいならいっそやめてしまいたい。

でもやめてまた皮が引っ付いたら、膿が出て今度ももっとひどいことになるんじゃないか。

そんなことを考えると、時間がたつごとに私も焦る。

でも結局洗えず、息子はそのまま何もしないで寝てしまった。

寝ている息子の寝顔を見ると、無邪気でかわいい。

怒ってごめんね。

DAY 5 大変な日と感動

この日はほんとうにひどい日になった。

でも後から思うと、たくさんの気づき・成長を遂げた日だったのかもしれない。

昨日お風呂に入らなかったから、結構汚れてるはず。

皮も引っ付いてないか心配。

朝、軽く洗ってから薬を塗ろうと言うも、やっぱり全然進まない。

パンツを脱ぐのも嫌がるし、お風呂に行く前にもう泣いている。

私は、また悪くなるんじゃないかという心配と、息子の抵抗で相当まいっていた。

旦那も相当疲れている。

私は、息子に「ねえ、ママとパパがこれだけ言っているのに、どうしてわかってくれないの?ママとパパの言うことが信じられないの?」

「ママが、コー君がこんなに嫌がってるのにやったこと今まであった?ないよね?」

「ママがこんなに言うのは、なんでだと思う?コー君が大事だからだよ。ちゃんときれいにしなきゃいけないの。でないともっとひどくなるの。ママが言ってることが信じられないの?ママがこんなに言うなら、きっと大事なことだから、頑張ろうとは思わないの・・・?」

私は言いながら悲しくなってきた。

私と息子は、ずっと仲良くやってきた。

ママ大好きと毎日言ってくれて、何をするのも一緒だった。

信頼関係もできていると思ってた。

なのに、私が言うことをこんなにやってくれないのは、私にとっても初めての経験。

私はもともと信用されてなかったんじゃないか。

私に合わせてくれていただけなんじゃないか。

仲良くしていると思っていたのは、私だけだったんじゃないか・・・。

かなり暗いことを考えて涙が出てきた。

息子はわかってるのかいないのか、静かに涙目で私を見つめてじっとしている。

もうなんだかやけくそになってきた私は、ちょっと離れたいと思い、もう何も言わなかった。

何を言っても響いてないように感じた。

これからどうやってかかわっていけばいいんだろう?

そんな中、旦那は根気強く、息子を説得する。

気づいたら4時間ぐらいが経っていた。

旦那も一旦は諦めるものの、しばらくするとまた息子に「洗わないの?そのままでいいの?!」

などと声をかける。時々、ちょっと厳しい言葉もいい、(それ言っちゃダメなやつ・・・)と思いながらも、旦那がそういう気持ちもわかる。

そこまで根気よく声をかけている姿は、本当に息子の子と思っているんだなあと思った。

そして、また夜になった。

今度こそは洗わないといけない。

私ももう泣かれるのが嫌なので、入る前からかなりブルーな状態だった。

お風呂に入って洗う前に、私の腕をギュッと持って動かない息子。

またやらないのか…と、またがっかりしていると、

「コーくんが悪かった。ひどいことしてごめんね」 とシクシク。

「ママのことが大好きだから。本当にごめんね~!」とワーンと泣き出した。

私も「悲しかったよ。もうコーくんと仲良くできないのかと思ったよ」

首にしがみついてうん、うん、とうなずく息子。

「ママとパパの言うことが正しかった!」

その後も「ママとパパが正しかったよ」「ほんとにごめんなさい~!」

私は、良かった、ちゃんと気持ちは伝わってたんだ。いつものコーくんだ!とほっとするやら嬉しいやらで泣きながら「もういいよ。わかってくれて良かったよ。」

 

たくさんの学び

その後は、晴れ晴れとした顔でいつも通りにいろんなお話をするコーくん。

旦那が見てごらんと目配せするので見ると、ソファの上でぬいぐるみの服をグルグル振り回して鼻歌を歌ってました(笑)

寝る時も「あー、ママと仲良くなって良かったよ」まだ「仲直り」という言葉はうまく使えない様子だけど、気持ちは伝わる。

旦那がドヤ顔で「…つーかさ~、俺ファインプレーだったろ?俺が一番頑張ってたんだからね!二人とも泣いてるだけだし」

こりゃダメだと思ったそう(笑)

確かに、旦那は私が落ち込んでどこか遠くに行ってる間もずっと諦めずに説教したりし続けてくれていた。

私は上の空ながらも、(優しいなあ。情熱があるなあ。)と思っていた。

愛がないと、昨日から今日までそんな何時間も声かけ続けられないよね。

子供って時々こんな奇跡を起こしてくれる。

もうだめだーと思っていても、急に成長した姿を見せてくれるから不思議。

不思議で頼もしい。

困難を乗り越えた時には、子供も家族も一回り大きくなって成長している。

私は子供を育てながら、自分も成長させてもらっているといつも感じます。

これが子育ての醍醐味ですね。

 

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