こんにちは!コアしゃんです。
今日の息子は、朝普通に学校に行ったんですが、学校に行った時は普通にしていたのに、学校が終わって迎えに行くと、トイレに行きたいと言いました。
こんな帰り際にトイレに行くの珍しいな、と思っていましたが、最初はじゃあ行っておいでと言って行かせたんです。
息子がトイレから帰ってきて、じゃあ帰ろうと自転車で走りだしました。
すると、ほんの10 mほど学校から出たところで、息子がまたトイレに行きたくなってきたと言い出しました。
さっき行ったばっかりなのに、おかしいなと思ったけど、しょうがないので、じゃあ戻ろうと言うと、
「学校までもたないよ~😭」
と泣きそうになりながら言う息子。
でもしょうがないので学校に戻りました。
息子は急いでトイレに行き、私は少し昔のこと思い出していました。
というのも、幼稚園の年長さんの時に同じような事があったからです。
ある症状の再来
その時は確か運動会が終わって、音楽会の練習が始まろうとしている時でした。
幼稚園でも家でも特に嫌がる様子もなく、何もそのことについて触れていなかった息子。
その時はちょうどおむつはずれと重なっていました。
というのも、息子のおむつはずれは少し遅く、昼間はしていなかったのですが、夜寝るときはまだオムツをしている時でした。
息子なりに色々なストレスがあったのかもしれません。体は大きくなったようでも、自分の気持ちを言葉に表すことができなかったんだと思います。
ある日、幼稚園に行く前に、今日と同じように、
「トイレに行く」
と言って、その10秒後に
「またトイレに行きたい」
と言い、またその10秒後にトイレ、また10秒後・・・と、トイレから出てこれなくなったことがあります。
その時は先生にもそのことを伝えて、幼稚園での様子を見てもらいましたが、幼稚園でも何かの拍子にトイレに行っては帰ってきて、またトイレに行っては帰ってきて・・・ということを繰り返していたようです。
何時にトイレに行ったという記録のメモをいただきました。そのメモの様子では、数分ごとにトイレに行っていました。
幼稚園の先生は、
「行きたいと言ったら、行きたいだけ行かせていました」
と言っていたのを思い出し、私は今回も行きたかったら何回でも言っていいんだよ、と言ってなだめようとしていました。
でも息子はとても心配なようで、下駄箱に戻ってきてはまた、
「トイレに行きたくなった😭」
と言ってトイレに戻り、また泣きながら帰ってきては、
「もうだめだよもう無理だよ😭」
と言って、
「また行きたくなった我慢できないよ😭」
と言ってトイレに行き、そのうちトイレから出られなくなってしまいました。
心配の理由は?
その理由は今もはっきりとはわかりませんが、おそらく明日の歯医者の抜糸が心配なんだろうと思いました。
息子は前よりはだいぶ話せるようになりましたが、まだ自分の気持ちも、自分が何に心配なのかということも、自分でもよく分からないことがあるようです。
そのため突然心配になり、このようなことが起こるようです。息子自身にも止められないのでどうしたらいいのか、自分は何かの病気なんじゃないか・・・と、とても心配になってしまうようでした。
私も今朝まで平気だった息子が、突然そんなことになったので、とてもびっくりしましたが、次第に落ち着いてきました。
一人で心細かったので、担任の先生がたまたま通った時はとてもほっとしました。
先生に、息子が頻尿で前にもこういうことがあったこと、多分抜糸が心配なんだと思うこと、今泣きながらトイレにこもって帰れなくなっていることを話すと、先生はトイレまで見に行ってくれて、先生からも「大丈夫だよー」ということを話してくれたりしました。本当に優しい先生でよかったです。
でもそうなってしまうと、息子はいくら大丈夫と言っても、周りの声が聞こえていないようでした。
ただただ泣いて、
「できない~!どうしても漏れちゃうよ、駄目だよ・・・」と言ってトイレから出てきませんでした。
私も一生懸命、
「じゃあ明日、歯医者の先生にそのことをお話ししてみるからね!それに、この前みたいに痛いことはもうないよ!」
と一生懸命話しました。
とりあえず帰らないとしょうがないので、
「途中で行きたくなったらどこかのトイレに寄れるから、大丈夫だよ。途中にコンビニもあるし市役所もあるし、トイレに寄りながら帰れるよ」と話しながら、頭をなでなでしていました。
そうしているうちに、30分ぐらいが過ぎたと思います。
「濡れてもいいからとりあえず帰ろう、帰ったら着替えたらいいんだから。それにもう今いっぱいトイレしたから、濡れてもそんないっぱい出ないから大丈夫だよ。」
と言って帰ることにしました。
時間が経って落ち着いたのか、息子も泣き止み、ようやく自転車に乗ることができました。
帰り道では、トイレに行きたいと言うことはなかったです。
家に帰ってからはもうすっかり元気で、いつもの息子を取り戻していました。
旦那にもそのことを話し、旦那も「抜糸は大丈夫だよ!」ということを一生懸命伝えていました。
息子も、「もう治ったから大丈夫」と言っていました。
その後も息子は寝るまで何事もなく落ち着いていましたが、私はまた明日同じようになるかもしれない、ということを覚悟していました。
再び
そして次の日の朝、いつも通り元気に起きてきた息子。
私は普段通りに振る舞い、いつものように息子はご飯を食べて、スマイルゼミをし、いつもより早く準備ができました。
今日は旦那が夜勤なので、朝は旦那が送って行く日でした。
そしてまた突然、その症状は現れました。
もうすっかり準備もできて、あとは行くだけという時、息子は「トイレに行っておこう」と言って行きました。
するとまた突然泣き始め、昨日と同じように何回もトイレに行き、学校に行くことができなくなってしまいました。
せっかく早く用意できたのに遅刻だなぁ、と思いながら、でもしょうがない、このことは先生も知っているし、連絡帳にも書いたから先生もわかってくれるはず。
息子はまたシクシクと泣きながらも、
「行けないかもしれない。すぐトイレ行きたくなっちゃうもん。」
と言ってシクシク泣きながら、「もうだめだよ」と言っていました。
息子から歯医者が心配だという言葉は聞かなかったので、もしかして学校に何か問題があるのか、いじめられてるんじゃないか、とか聞いたりしたのですが、そんなことはないと言う息子。
昨日先生に聞いた時も、「トイレには確かにいつもよりは多く行ったけど、友達と何かあったということはなくて楽しく過ごしてました~」と言っていました。
はっきりとしたことはわかりませんが、今のところ、歯医者のことしか思いつかないので、恐らく歯医者が息子にとっては、すごくすごくストレスなんだろうと思います。
私と旦那で、「このことは歯医者の先生にも話しするし、この前みたいに痛いことはもう絶対にない、トイレの事は病気じゃないよ、トイレの事ばっかり考えてたら誰だってお腹がムズムズしてトイレに行きたくなるんだよ、大人だってそうだよ。パパとかママもそうだから全然病気じゃないんだよ」、ということを一生懸命伝えました。
息子は泣いているので話があんまり入っていないようでしたが、やはり30分ぐらいすると次第に落ち着いてきて、ようやく立ち上がることができました。
心配だったら、濡れてもいいように、一応着替えを持って行こうか、と言うと、「うん」と言うので、一応お着替え一式を用意して持たせ、そのことを連絡帳に書きました(結局、先生に連絡帳を渡すのを忘れて帰ってきたんですが・・・)。
落ち着いていつも通りに学校へ向かいました。
息子を送って行った旦那が戻ってくると、持たせたお着替えをそのまま持って帰ってきました。
なんでも息子が、「着替えはいらない、大丈夫そう。」と自分から言ったそうです。
よかった、それなら大丈夫そうだ。たくましいなと思いました。
ようやく元気に
学校から帰ってきた時も、いつも通り元気に帰ってきて、
「大丈夫だった?」と聞くと
「大丈夫だった、今日も学校楽しかった!」と言っていました。
ですが次の試練はいよいよ明日の抜糸です。
痛くないかな、と思うと私も胸が痛いですが、またこういうことがあるということも覚悟して、早めに行く準備を終わらせたいと思います。
今回のことで分かったことは、
- いくらなだめても説明しても、泣いているときは耳に入っていない様子
- 大事なことは、本人が納得するまで否定したり、急かしたりせずに、急がば回れ理論で、寄り添ってあげること。それが結局は一番スムーズに進む。
- 一通り泣いて、寄り添っていると、30分ほどで落ち着いてくる
ということでした。
私は今まで話せばわかってくれるはず、という思い込みがありました。
でも息子にとっては全て初めてのこと。おそらく、だんだんわかってきてはいるものの、大人が子供の目線に立ったとしても、経験していないことをわかれ、というのは難しいのかもしれません。
それよりも、心に寄り添ってあげて、「大丈夫だよ、一緒にいるからね」というメッセージを送ることが、おそらく1番大事なんだと気づきました。
時間はかかっても本人が納得すれば、自然と前を向いていけるんだと思います。
親として、また何かを学んだ1日でした。